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DET​埼玉代表

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 私は航空会社で航空整備士として働いていましたが、2009年に頸髄損傷になり、四肢麻痺となった電動車いすユーザーの

中途障害者です。


 電動車いすユーザーになる前は、社会のバリアや障壁を感じずに生活していました。それが一転し電動車いすユーザーになると、今まで行くことの出来ていた場所に、5㎝程の段差があると行けない等、社会のバリアや障壁を感じています。

 依頼された小中学校の車いす体験の福祉教室では、子供たちは車いす体験では、不便で、少しの段差も登れないし、今までの自由がなくなることが強く頭に残るようで、ネガティブな事を書いている感想文がとても多いものでした。

 今の、福祉教室は何かが違うと考えている中、この障害平等研修(DET)に出会いました。この障害平等研修(DET)は研修中に参加者自身が考え発見しそして問題を解決するための行動形成を作る研修です。

 現在は障害平等研修ファシリテーター養成講座6期生を修了し、障害平等研修フォーラム認定ファシリテーターとして活動しています。

この障害平等研修を福祉学習で行った後の、子供たちの感想文が、以前の車いす体験時の「車いす生活になったら生きていけない、立ち直れない」から、今では「大人になったとき、次世代の中心になった時、障害者を含め、誰もが生活しやすいような社会を作り上げられるよう貢献していきたい。」と書いている子供たちもいます。

これを読んで一番びっくりしているのは先生達です、研修前後の生徒の変化に驚いています。

 私は、皆様と共に、このDETを埼玉県はもとより広く地域社会で開催し、【誰もが楽しく明るく暮らせる共生社会】を目指していきたいと思っています。


 私は、車いすユーザーになって、新たな目線や、物差しで社会を見る事が出来るようになりました。

工務店を経営しバリアフリーな建物を作っている仲間もいます。

沢山の問題解決に向けて一緒に考えて行動していきましょう。
どうぞよろしくお願い致します。

 

 

DET埼玉 代表 (NPO法人障害平等研修フォーラム 事務局長)
NPO法人障害平等研修フォーラム認定Aファシリテーター

福祉住環境コーディネーター2級


上野 優一

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